『ラヴィット!』こそ求めていた朝の番組
3月29日から始まったTBSの朝の番組『ラヴィット!』を好きでよく観ている。最初のコロナは録画したNHK朝ドラ「おちょやん」を観て、そこからリアルタイムでちょこちょこ観ていた。観ている内にどんどん番組の雰囲気が好きになってハマって、今では全曜日放送開始の8時から最後まで録画して観ている。
『ラヴィット!』のコンセプトは日本で一番明るい朝の番組。今の暮らしが10倍楽しくなるライフアイデア発見バラエティ。一流のプロが教えたくない“お気に入り=Love it/ラヴィット”を通じてすぐに手が届く“楽しい”を届けるという。
パッとよく観たらよくあるバラエティ系情報番組の宣伝文句にも思えるだろう。だか同じ時間帯のなんでもありのワイドショーと比べれば、『ラヴィット!』は伝えたい情報がハッキリと明確だ。その一点で、朝の時間帯に勝負するんだから、実は可愛い番組の雰囲気の割にはメチャクチャストロングスタイルな情報番組なのだ。
ストロングスタイルな点はそれだけじゃない。『ラヴィット』には全曜日レギュラーには芸人がいる。見取り図やニューヨーク、東京ホテイソンなど去年のM-1ファイナリストも入れば、ぼる塾、ミキ、EXIT、宮下草薙など人気の第七世代に、ケンコバ、ビビる大木、アンタ柴田、ノンスタ石田、くっきーなどベテラン勢も充実している。他にもロケにはアインシュタインやインディアンス、アルピー平子なども出演している。そしてMCは麒麟川島明。実力者揃いの芸人達がスタジオやロケでしっかり情報を届けながらも縦横無尽にボケたり突っ込んだり。
特にスタジオのVTR明けの問題で答える大喜利合戦は見ものだ。芸人もタレントもアイドルも関係なく、皆が果敢に答える姿勢は好感を持てる。どんな回答でもMCの川島が素早く味付けして最高の料理にしてくれる。それを生でライブ感で味わせてくれるのだから、朝から退屈な気分をいとも簡単に吹き飛ばしてくれる。これこそが『ラヴィット!』が他の朝の番組に負けない最強の強みだと思う。
そして自分の家にあるもの、またこれから買おうと思っていたものが紹介されるのだから絶対的共感と新鮮な驚きが混在していて、観ていて全然飽きないのだ。またプロが発言し、紹介することで、普段なんとなく見ていたものが、放送後にはとてもプレミアムなものに変わっている。
『ラヴィット!』はアフターコロナの世界で求められるべくして誕生した朝の番組の最高峰にして到達点的番組なのだ。
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