一億総エッセイスト
たまにコンビニやスーパーでタピオカティーを買って飲むことがある。
今まで飲んだタピオカティーの中で、一番美味しいと思ったのはセブンイレブンのタピオカ黒糖ラテ。まだ飲んでいない人はぜひ飲んでみて欲しい。
頻繁に飲みたいとは思わないけど、タピオカは台湾では立派な国民食。日本では平成に3度ブームが来た。
特に女子中高生を中心に愛飲され、2018年には『JC・JK流行語大賞』のモノ部門1位にタピオカが、コトバ部門の1位にタピるが獲得するなど、“タピオカ=女子の好きな飲み物”というイメージがある。
日本でラーメンやカレーのように性別問わず幅広い年代から愛される国民食というイメージはまず無い。
中年男性が気軽にタピオカ専門店に入るにはまだまだハードルが高く勇気がいる。中年男性がコーヒーのように愛飲することはこれから先も無いのではないだろうか。
とここまで書いてきたことはネットでよく見かけるタピオカ関連の記事と似たり寄ったりの内容で、そんなところで話を終わらせる気はない。
本当に言いたいことは、女子中高生に流行っているとかも関係なく、ただ好きでタピオカティーを愛飲している人もいるという事実だ。
そんな人はお店にも行くし、コンビニやスーパーでも買うし、家でも作ったりしているかもしれない。でもそれはJCJKに比べれば、少数派のイメージは拭えない。
そんなタピオカをエッセイに置き換えて考えてみるとどうだろう。
人気があるのは有名人のエッセイだったり、一般の人でもジャンルに特化して、写真エッセイだったり漫画エッセイだったり、読んでもらうための面白い工夫が満載だ。
しかし、これから先自分が毎日投稿する予定のエッセイとはそういった皆が集まって読みたくなるようなものとはかけ離れたものだ。
映えを意識しての人気アイテムだったり、嗜好品として長く愛飲され続けるタピオカのように、人気が出るような面白いエッセイなんて書けない。
そう、それは流行って人がこぞって飲みたくなるようなお店のタピオカティーのようなものではなく、自家製で作るタピオカティのーようなものだ。だから映えも味も保証は出来ない。
作るのは簡単。だがシンプルが故に差別化を図るのは難しい。エッセイも同じでは無いだろうか。
元々タピオカミルクティーの発祥はお茶文化を根付かせるために、ミルクティーにタピオカを入れたものであって、本来のメインはタピオカではなくティーの方なのである。
それはエッセイで言うなら面白いものを投稿することがメインなのではなく、エッセイを書くことがメインなのだ。無理に奇をてらって面白いものを書こうとすれば、きっと長くは続かないだろう。
だから自分は、なんでもない普段の日常もこれから毎日エッセイとして投稿する。ただそれだけだと読み物としては成り立たない。
それならタピオカのように面白い食感のような読後感を感じられるような文章を心掛ける。ただこれもタピオカと同じで人によっては好き嫌いはあるだろうが。
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