良く言えば隠れ家的エンタメ

読み手が「読みたいこと」と書き手が「書きたいこと」はズレていることが多い。


客観的に見てくれる編集者もいない自己発信のエッセイで、自分の強みを理解した上で、読み手が面白いと思えるエッセイを毎日投稿するなんて土台無理な話だ。


求められている味がなんなのか分からない。だからとりあえず書きたいものを書く。それを続ける中で、少しずつ話題のレパートリーを増やす。例え似たような内容でも味のバリエーションを増やす。これがこのエッセイの醍醐味なんだ。きっと。


オンラインサロンで大成功しているキングコング西野は、エンタメを大きく2つに分類している。プロが作ってお客さんに出す「レストラン型」と、お客さんが食べるものをお客さんと作る「BBQ型」の2つだ。もちろん西野は後者のタイプだ。


自分はプロでもなけりゃ、お客さんと何か作りたいタイプでもない。まして客の機嫌なんか気にせずに「いいから黙ってオレの作ったものを食え!」なんて頑固職人気質タイプでもない。客に良いものを提供している感が全く無いからだ。


味にこだわらない。品質にもこだわらない。自分に無理のないクオリティーで書きたいものを書く。毎日ラジオもやっているが、それもただ喋りたいことを喋っている。


お客さんには来て欲しいが、自分の強みなんてイマイチ分からない。何が面白くて、何がウケるのかいちいち考えない。巷でそんなお店があったら流行らないだろうが、良く言えば隠れ家的エンタメとして楽しんでいってもらえないだろうか。


今日も明日も自家製の気まぐれメニューであなたの観覧を待っている。いつだって閑古鳥が鳴いて出迎えるこのエッセイで。




自家製でタピる

誰かとタピるつもりで独り家でタピる🧋 フィルターバブルティー🫧🫖

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