「おかえりモネ」のこと
「おかえりモネ」を録画して観ている。とにかく時系列が行ったり来たりするドラマだ。ハッキリ言って見づらい。主人公のモネがあまり目立たず、親父が活躍する週もあった。妹が水産高校で頑張って、感情を家族にぶつけるシーンでは妹の方が朝ドラの主役だろとも思ってしまう。
モネは気象予報士の試験に合格して、これから舞台は「東京編」に移るんだろうが大丈夫か。清原果耶は演技の上手い女優さんなのに、このドラマでは大抵驚いて何も言えないような表情ばっかりしているから心配だ。「東京編」に入る前に途中で観るのを挫折した人も居るんじゃないんだろうか。
それでもまぁ「おかえりモネ」って言うぐらいなんだから、最後は宮城に帰ってくるんだろうと予測している。「東京編」のモネの様子をやりながら、一方その頃の「気仙沼編」をやるんだろうが、「気仙沼編」の登場人物の方がよっぽど朝ドラ感がある。登米の森林組合の人間も然り。
しかし、主人公と主人公の恋のお相手候補になるであろう坂口健太郎演じる菅波先生とのやり取りは今までの朝ドラっぽくない。モネの方が菅波先生を好きかどうかもよく分からず、恋愛だけでいえば、菅波先生の方が主人公のようにも思える。菅波先生はじわりじわりと人気が上がってきているが、モネは未だ朝ドラの主人公らしさを全力で発揮していない。森林組合ではグッジョブな活躍っぷりを見せていたけど、モネ自身がちょっとあっさりしている。
っていうか笑いどころが無いんだよなぁこのドラマ。宮城の人間は面白くないのだろうか。まぁ確かに…っと悪口を言うつもりが、自分もバリバリの宮城の人間だった。
同じ現代劇でも「あまちゃん」や「半分、青い」のように未熟で突っ込みどころもあるけどでも応援したいと思うような主人公ではないのがモネだ。なんか不思議な人だなぁと冷めて見てしまう。これから先も観続けて果たしてモネのことを愛すべき主人公と思える日は来るのだろうか。
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