90年代に青少年期を送った世代は

一、社会学者である早稲田大学文学学術院の石田光規教授が、「創価新報」のインタビューで、若い世代が置かれた“つながり”の現状について、鋭く論じていました。

 かつてあった「地縁」や「血縁」は都市部などへの人口集中によって薄れ、それに代わる会社でのつながり――「社縁」も、経済成長に陰りが見え始めた90年代から失われていきました。結果、社会の個人化が進み、かつては何気なく生活していても、それなりに“つながり”がつくられていた――いわば人脈が与えられていたのが、今では自ら“つながり”を選び、つくっていかなくてはならなくなりました。加えて2000年代後半からSNSが普及すると、人々は、“自分を認めてくれる関係性を、いかにつくっていくか”という課題を抱えると同時に、“周りは自分のことを認めてくれないかもしれない”という不安に、常にさいなまれる状況になったといいます。

 その上で石田教授は、「人間関係が不安定化する中、『信仰』は、個人のみならず、関係を支える重要な基盤となり得るでしょう」と期待を寄せています。

 「青年・飛躍の年」、私たちは、こうした社会状況の大きな変化や、それに伴って創価学会がタイムリーに果たし得る社会的使命について、敏感に察知し、吸収し、私たちもまた、大胆に変化していかねばなりません。
 翻っていえば、会内にあっても、90年代に青少年期を送った世代、40代以下の活動者は、「自ら選択して“つながり”をつくっていく社会」を生きており、いわゆる「人脈」というものが、自然と存在する世代ではない、ということです。だからこそ、まずは、新しい出会いを結び、人間関係そのものを広げられるよう、さまざまな友好活動を広宣流布運動の基礎に位置づけ、時間的余裕と、個々の取り組みへの理解が必要となってきます。
 各地・各部で工夫しながら、飛躍への新たな挑戦を開始してまいりたいと思います。

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