エッセンシャルワーカーのはしくれ
現在は、1日3時間ちょっとの労働で、給料も社会保険に加入しないように1ヶ月8.8万円未満に抑えている。
以前、正社員として働いていた工場で、椎間板ヘルニアを患い、まともに働くことが出来なかった。今思えばその時、ちゃんと労災を使えば良かったのだが、当時の自分にはその知識も判断力も乏しかった。
辛い腰痛を治すのに、色んな病院や整骨院に通い、なんとかその職場で働き続けようと思ったが、一時緩和しても再び悪化する腰痛に耐えきれず、遂には職場を自己都合で退職してしまった。
退職してからは、すぐにハローワークに行くことも出来なかった。心が完全に折れていた。
それでも、やがてハローワークに通い、求職者支援訓練も受けて、パソコンやビジネスマナーなどを習った。就活している最中に、薬局の求人票を見つけ、今度は薬剤師を目指そうと思い、薬局に就職した。
ただ働いてみて、どうやら自分には合ってないと自分はもちろん、社長もそう判断し、2ヶ月足らずで薬局を辞めた。
そこから半年ぐらいは完全にニートだった。たまにハローワークに行くにも就職する気にもなれない。収入が無いので、月々のスマホ代も払えなくなり、しばらくはスマホも使えなかった。
現在の職場は、夏季繁忙期の間だけ働こうと思って入社して、そこから、かれこれ3年近く働いている。
去年は新型コロナウィルスが猛威を振るっても、仕事が休みになることは無かった。なんならコロナ前より忙しくて大変だった。
やがて自分の職業がエッセンシャルワーカーと呼ばれる分類の仕事だということが分かった。一応知らない人のために説明すると、エッセンシャルワーカーとは、人々が日常生活を送るために欠かせない仕事を担っている人たちのことを指す。
社会的に見れば、弱者側の人間の分類に入る自分でも、日々誰かの役に立っていると思うと、少し誇らしい。
腰痛を悪化させないように、しっかりと睡眠を取ることを心がけ、自身の身体をいたわるようにしている毎日だ。
いたわり過ぎて、次のステップになかなか進めないでいるのは、ひとまず置いとこう。
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