昔から彼女を作らない理由
昔から「彼女作らないの?」は、人から聞かれて思わずイラッとする代表的な質問の一つだ。
たまにある「彼女とか作らないの?」の“とか”の部分に関しては、意味が分からん。他にどんな選択肢を含んでいての“とか”なのか。朝ごはんを作るような感覚で聞いてんのかオイ。
そもそも彼女彼氏を“作る”ってなんだ?「好きな人とか居ないの?」なら分かる。「結婚しないの?」も分かる。ただ彼女彼氏を作るかどうかなんて相手に聞くのは愚問だ。野暮だ。粋じゃない。下衆だ。
相手に作るかどうか聞くのかは、まず相手が努力しなきゃいけない前提でその努力の意志の有無を確認しているようで解せない。そんなのは余計なお世話だ。
「可愛い彼女が欲しい。」「カッコいい彼氏が欲しい。」っていうのはごく自然な気持ちだと思う。同じように「可愛い服が欲しい。」「カッコいい服が欲しい。」っていう人に対して、「服作らないの?」って聞くだろうか?ゲーム欲しい人に、いきなりゲーム作らないか?って聞くか?そりゃちょっと不自然じゃないか。
服もゲームもだいたい買うものだ。でも同じように彼女彼氏を買うだなんてネットの変なマンガ広告じゃあるまいし。では欲しいなら力ずくで奪い取るか?それじゃあ『北斗の拳』の雑魚キャラと同じ発想だ。やっぱり“作る”という表現からは逃れられないのか。
じゃあお金で例えよう。お金が欲しかったら労働で稼ぐのが一般的だ。これが彼女彼氏が欲しいとなった場合、労働で…って一体どういう労働だ?なんとなくお金で例えるのも無理があるようだ。
それなら日差しはどうだ?洗濯物を外で乾かすのに日差しが欲しい。これを彼女彼氏が欲しいと同じ意味に捉えられないだろうか?太陽が雲に隠れてしまえば、こちらがいくら日差しが欲しいと思っても、日差しは手に入らない。作るも買う働くも通用しない。欲しいけど、そう簡単には手に入らないもの。コレだ!彼女彼氏が欲しい=日差し、つまり太陽だ!
長年のイライラの解決策が見つかった。「彼女作らないの?」と聞かれたら、「あなたは太陽が作れますか?」こう答えれば良いのだ。
一つ大きな人生の問題をクリアしたことで、どうやら生まれて初めてこの自分にも彼女が出来そうな気が…
ん?彼女彼氏が出来るの“出来る”ってなんだ?
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