若いから大丈夫 ハァ?
自分もすっかり中年男性なので、自分よりも年下の人間と仕事やプライベートの場面で何かと一緒になることもある。
その時、自分が心がけて自分より年下の人間に言わないようにしている言葉がある。それは「若いから大丈夫」という妄信発言だ。自分は正直この言葉がスゴく嫌いだ。
もう言ったヤツの顔面を往復ビンタして、激辛わさび入りシュークリーム食べさせて、悶絶しているところを後ろから思いっきりカンチョーしたいぐらい、内心腹わた煮えくり返りそうにならないようには心の平静を普段から保つようにはしている。
「若いから大丈夫」なんて言葉は言ってる方の年配者も、そう思い込んでいる若者も、頭が良くないのを露呈しているようなものだ。自分はバカでーすと言っているのと一緒のようなもんだ。若いから大丈夫なんて公式は存在しない。
むしろ若いだけじゃどうにも出来ないことが世の中には沢山ある。若いうちは無鉄砲だったり、若いゆえに世間知らずで、その結果悪い大人達に搾取されることだってある。
「若いから大丈夫」は全然ポジティブな言葉じゃない。これは若者を肯定する言葉でもなんでもなく、年配者が若者を自分達の都合の良いように操りたいがための言葉だ。まるで若さというものに魔力があるよう思い込ませるために。
「若いのにしっかりしている」これは立派な誉め言葉だ。若さというものに過信していない立派な青年像が浮かび上がってくると同時に、その若者の姿を通して自らの襟を正すような反省と自覚の想いが見えてこないだろうか。
だいたい「若いから大丈夫」なんて言ってたり思っているのは、総じてハチャメチャなヤツなのだ。“若気の至り”なんてものをどこか誇らしく思っている自己陶酔のクセがあるタチの悪いヤツだ。
今度誰かに、「若いから大丈夫」と言われたら、こう言ってやれ。「自分はそうは思いません。」と。その時鬼束ちひろの月光をBGMに流せば、気分はあばれる君だ。
あばれる君を見ていて若いから大丈夫なんて思えるだろうか?いつだって冷や汗をかきながら一所懸命笑いを取りにいっている。若いから大丈夫なんて見放さないで、もっと優しくフォローすることを覚えよう。
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