東京というコップ、地方という口
大都市と地方都市間の交通網が整備され便利になると、地方の人口や資本が大都市に吸い寄せられることをストロー効果という。
田中角栄は日本列島改造論として、人とカネとものの流れを巨大都市から地方に逆流させようとしていた。交通網の整備は、大都市が持つ資本・技術・人材・娯楽が、地方にも浸透しやすくなる。でもそれは同時に地方の住民・人材・企業もまた大都市に流出しやすくなったという事実で、かくして地方は衰退しゆく一方、大都市が隆盛してゆく。
まぁ〜その〜見方で大方は合っているんだろう。ただコロナのようなウィルスや、いつ来てもおかしくない首都直下型地震などを考えれば、一転して大きな逆ストロー現象が起こってもおかしくない。過度な集中には高い利便性と同時に高いリスクも伴っている。
というかだいぶ前から東京はすでにストローで吸い込む口側ではなく、吸われるコップ側なんじゃないか?このサイトのテイストで言うなら、東京はタピオカミルクティー🧋沢山の人やモノやカネはタピオカの粒だ。
東京の利点はもはや交通整備の利便性ぐらいしかないんじゃないか。その他の課題はだいたいインターネットがクリアしてくれている。田中角栄はインターネットが発展した現代をよく知らんまま亡くなっていったけど、歓喜の「まぁ〜その〜!」をどっかで言っているんじゃないんだろうか。田中角栄のオールナイトニッポン!
今日も東京から沢山の情報が発信され、文化が生まれ、経済が動いている。そんな沢山のタピオカの粒を地方に住む自分はちょこちょこ吸いながら、こんなエッセイを書いたりする。
東京一極集中は、きっと日本人が作った大きいタピオカミルクティーなのだ🧋東京の旨みを本当に味わっているのは実は地方の方なのだ。ストローでディスタンスを取りながら、美味しいとこをチューチュー頂くぞと。東京という場所は最高の嗜好品である。ただ嗜好品を主食にして生きていくのはシンドい。
ミイラ取りがミイラになるように、タピオカ吸いがタピオカにならないよう東京にのめり込まないようにしないとな。東京に飲み込まれたら一生心地よいタピオカミルクティー🧋の中でタピオカの粒として過ごしていかなきゃいけない。
ってなんそれ!🧋
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