3日天下の彼氏

大学の通信教育時代、自分にはスゴく大好きな女性がいた。ただそう言うと該当者がけっこう多くて、「私で何人目?」とか「もう恋愛するのよした方が良いですよ」とか好きな女性の顔と共に好きな女性に言われた言葉も色々と思い出す。片想いってほんと素敵だなぁ。いやいやいや。魅力的で賢明な女性の方々と出会えたことに、この場をお借りして心より感謝御礼申し上げます。



話を戻すと、自分が今回話したいその女性は編入して大学に入ったとびっきり可愛い歳下の女性。大学に編入する前、何度かその人と2人っきりで会う機会もあった。一緒に居るとすっごく楽しくて嬉しかった。間違いなく細胞も歓喜していると全身で感じていて、一緒に居るとなんか自分がキラキラするよとかなんかよく分からない報告もした。ってこんな男だからモテる訳ないじゃない。



そんな彼女が大学に行ってしまって、正直たまらなく寂しくて自分が情けなくて将来に対しても不安まっしぐらだった。彼女とは(思わず彼女と呼んでいますが、正式に交際していた訳では無いですけど、自分が好きだってことは伝えております)将来的に結婚したい!しかし、今の自分はなんだ!それから10年以上経って、自分のビジュアルも劣化して、稼ぎも当時より少なくなっているのだから、まぁどうしようもないねあーこりゃこりゃ。結婚して変な苦労かけずに済んだぜ。ふーやれやれ。



自分は彼女のことを絶対に忘れない。生涯で一番大切な人だと思いながらも、自分は彼女に相応しい人間じゃないと諦めようとしていた。そんなところに、とある音楽イベントで親しくなった女性が居た。その女性は歳上。前から何度か会っていたが、会話はほとんどしたことがない。それなのに音楽イベントで、お互いテンションが上がっていたのか連絡先を交換していた。メールや電話のやり取りから、付き合おうという話にまで発展した。人生初の彼女!早速3日後に会う約束をした!最初のデートだ!



そして3日後、その女性が車で家の近くまで迎えに来た。大人の女性。行き先の無い短いドライブ。車内で包み隠さずありのまま思っていることを色々と話した。そしたら、その女性から「弟にしか見えない」とフラれてしまった。付き合う話は白紙にして欲しいと。突然の恋のクーリングオフ。ショックだった。そして何も包み隠さず話していたせいか、大学に行ったその彼女のことが今でも好きなんでしょ?と言われた。やっぱりこんな男がモテる訳はないのだ。


そして自分は大学に行って頑張っている彼女にそのことを報告した。自分は浮気をしてしまった。でもまだ汚れてないよ。とかありのままバカ丸出しで彼女に洗いざらい白状するように話した。3日でフラれたから、自分は明智光秀と一緒だよと言ったら、彼女から「歴史に名を残せたじゃないですか〜」と言われた。



自家製でタピる

誰かとタピるつもりで独り家でタピる🧋 フィルターバブルティー🫧🫖

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