EXITとオリラジの歌のスタンスの違い
EXITの2人が作詞した新曲「なぁ人類」について、能町みね子(エッセイスト、イラストレーター、ライター、コラムニスト、漫画家)がツイッターで呟いていたので、聴いてみた。
EXITのデビュー曲の歌詞キッツいな。完全に「俺たちこっち側なんで」の宣言しちゃったね
— 能町みね子🏳️🌈 (@nmcmnc) July 4, 2021
楽曲、歌い方は悪くない。むしろカッコいい。ただ歌詞が圧倒的にダセえなぁ!(オードリーのオールナイトニッポンの春日風に)こんな局所的過ぎる歌詞で「なぁ人類」というタイトルを付けるそのセンスはどこから来るのだろう?漫才では理屈っぽいボケを上手くチャラい言葉使いと比喩でポップにして、ツッコミを入れることで面白く仕上がっているのに、この歌詞には面白ブラッシュアップされた感が全くない。
そこで思い出したのは、オリエンタルラジオ扮するダンス&ボーカルグループRADIO FISHの歌詞である。カッコいい感じの歌詞の中に当たり前のように入る中田敦彦の名。そしてオリラジとは違う名、衣装、ダンスとワクワク要素が満載である。メッセージ性があるんだか無いんだか一見分からないが皆を沸かせる力のある歌詞だと思う。EXITの「なぁ人類」からはあまりそんなパワーを感じられない。
RADIO FISHより前には「とんねるずみなさんのおかげでした」からとんねるずと番組スタッフで結成したユニットの野猿がいた。歌詞は秋元康。これもカッコいい。好きな楽曲が沢山あって、カラオケでも「Chicken guys」や「叫び」をよく歌っている。秋元康もやはりスゴいし、野猿の歌には説得力がある。今でも色褪せないカッコ良さ。
そんな野猿やRADIO FISHと比べるとEXITの「なぁ人類」は楽曲や歌唱の部分では見劣りしないものの、歌詞のパワーに疑問が残るのだ。歌詞の内容が賛否両論を呼んでいるというが、野猿やRADIO FISHのように紅白出場決定みたいなことは今後も無いんじゃないんだろうか?でもお笑い第七世代の代表として去年紅白出ていたからなぁ。
まだフワちゃんの方が歌手として紅白に出そうな。フワちゃんの方がウィットに富んだスタンスでヒット曲を出せそうだ。EXITはアーティストとしては意外とドライだったのが残念だと感じた。でもそれ以外が好きだから別に井伊直弼桜田門外気を付けてー!Pon Pon Pon!
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